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『秘春』

先日、トイレに飾っていた無数の飲み干した酒の瓶をトイレ掃除も兼ねて捨てることにした。
まー、捨てる前にどんな酒だったかを自分なりにファイリング

『秘春』
これは自分にとって思い出の酒。
新入社員としての年、工場実習という岩手の千厩の工場現場で実習があった。
勤務時間は朝の6時から夜の18時くらいまでだったと思う。
一日中ラインにはいって作業をするのだが、毎日の唯一の楽しみが寝泊まり合宿所のような会社から指定された民宿から数分歩いたところにある居酒屋で上手い酒を飲むことだった。
気の合う同期の数人と語り合ったものだ。
そこで見つけたのがこの秘春という地酒の日本酒。
水のように飲みやすいこの酒は二日酔いしない良い酒のため高いが、それを飲むのが唯一の贅沢と楽しみだった。
瓶も神秘的なコバルトブルーの色と形。
「山田錦」の米そのものの香り、甘くきりりとした味わいは米と水との結晶と言われる。
大吟醸秘春 720ml 4074円 1.8㍑ 10000円

社名 横屋酒造株式会社
設立(創立) 大正元年10月
所在地 岩手県東磐井郡千厩町千厩字北方134番地
TEL 0191-52-2150
FAX 0191-52-2569

  • 横屋酒造引用

当社は奥州藤原氏の軍馬の産地として古くから栄えた千厩町のほぼ中央に位置し、その酒蔵の景観は「千厩八景」にも選出され、町民の皆様方に愛されております。
 当社は大正元年の創業より、北上山系に涌く清冽な水と豊かな自然が育んだ良質の米を用い、南部杜氏がその伝統の技で銘酒「玉の春」を醸し続けてきました。その酒質は全国新酒鑑評会金賞を始め、数々の鑑評会で入賞し、なかでもコバルトブルーの瓶に詰められた蔵人入魂の逸品「美しい酒 大吟醸 秘春」は高い評価をいただいております。
 また、「玉の春」の由来は、古くから渾々と湧き出る「からめ井戸」と呼ばれる井戸の若水を汲み、新玉の春を寿いだことからその名が付いたものです。