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大学卒業旅行(イタリア・フランス)10日目

とうとう、この卒業旅行最終日!最終観光!初のメトロでエッフェル塔まで30分。
電車の中にまで大道芸人が入って来て勝手に芸をして勝手に金を要求してくる。何て国だここは!M1,M2といった感じに地下鉄は日本に比べて比較的簡単に理解できる。

昨日雨だった空も今日は良い天気…と言いたいところだが、結構寒いし、風邪があって曇っている。エッフェル塔にはエレベーターで最上階まで行った。東京タワーよりも低いものの、実際の展望台はエッフェル塔の方が高い位置に作られている為見晴らしは最高だ。夜だったらもっと綺麗なんだろうなぁと思いながらパリの夜景を想像した。

エッフェル塔から見る凱旋門はやけに小さく見える。ノートルダムセーヌ川沿いに見える…。雨が降った後の道路に反射する太陽の光が更にシャンゼリゼ通りを輝かせる…。

最高の景色が360°見渡せる。

次ぎに凱旋門へと向かい近くのBar(?)で昼食を済まし、凱旋門を上る。この度に関しては歩くことと、この高いところへ上ってみるというのは常になってきた。凱旋門からの眺めも最高だ。さっき登っていたエッフェル塔が遠くに見える。真下を見ると凱旋門をグルグルと回る車の動きが見られる。日本では考えられない状景だ。

激しいスコールを避けながらシャンゼリゼ通りを移動するが、どうもパリの天候は気まぐれらしい。タカキとヒゴッチは何故かパリのディズニーランドへ2人で行ってしまった。ビトンではしもっちゃんの買い物に付き合った後コンコルド広場へ。

この広場はルイ16世、その他マリー・アントワネット等が処刑された広場として有名である。今ではでっかいオベリスクが立ち、車やバスのロータリー的な広場になっている。目の前にはルーブル美術館が広がる。

ルーブル美術館はもともと城砦があり、それが今の美術館の形へと変わっていったのである。

そのまま美術館へ入るが流石は世界最高の美術館!広い広い!ここで1日どころか3日は潰せるだろう。あまりにも広すぎる為、ミロのヴィーナスと、モナリザの2点に絞ってその他を見て回った。流石に観光客も世界各国から来ているし、学生が団体で勉強にも来ている。当然家族連れもいれば、俺等と同じように日本人だって居る。

ヴィーナスの後姿が見れたことが何故か一番嬉しかった。と言うのもいつも教科書や写真で見るヴィーナスは正面でしかない。けど後姿も見れると言うのはルーブルに行ってこそであろう!モナリザは思ったよりも小さな額縁で、近衛が一体どれだけ素晴らしい物なのかは俺には全く分らない。他の絵だって十分迫力もあれば、凄い技術を使っていると思う。

皆との集合時間6:00にルーブルのロビーに集まるが、トラブルが2件発生。1つは理が財布毎盗まれた。そしてもう一つははしもっちゃんのビトンの買いたてパスケースが預けていたところでなくなった。理は既にカードを止めたと言ったいたので心配はあまりしなかった。はしもっちゃんの場合、今現在の出来事で、どうするか考えるよりも彼はパニクっていた。きっと預かり所の誰かが盗んだに違いない。受付でどうにか日本語が話せるフランス人がいて事情を話すことが出来た。とても運が良かったのか、チーフを呼んで来てくれてどうにか事情を説明するところまではいったものの問題のパスケースは出てきはしない。出てきた場合連絡すると言われても俺等は旅行者。定住しているわけではない。ほぼ諦めにかかってお礼を言ってルーブルを後に下ころ、さっき受付の女性の方が走って来て「見つかったの事!」???皆驚いた。

恐らくチーフ沙汰になったものだから物が見つかったと言ってきたのではないだろうか。

とにかく一段落。あの受付の女性は良い人だ。皆感謝して本当にルーブルを後にする。外はもう真っ暗。チュイルリ公園からシャンゼリゼ通りへ見える観覧車が綺麗にライトアップされていて最高だ。

最後、パリを〆るにこの観覧車に乗って幕を閉じようと決めて、男6人でこの観覧車に乗る事にする。丁度その時、偶然のようにディズニーランドへ行っていたタカキとヒゴッチ達に出会えた。

この観覧車は普通の観覧車に比べて非常に早い。その為か3周もする。観覧車から見るエッフェル塔のライトアップされた姿や、シャンゼリゼ通りの夜景は最高だ。これでイタリアとパリの旅行が終わると思うと少しさみしいが丁度良いくらいの期間でもあった。そろそろ皆も日本が恋しくなってきたころだろう。また、地下鉄に乗りホテルへ戻る。

明日はとうとうパリを立ち、1日飛行機で過ごし日本へ帰る。