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大学卒業旅行(イタリア・フランス)6日目

7:25にロビーに集合。歩いてウィフィッツィ美術館へ、フィレンツェの朝は寒く、かなり乾燥している。既に唇は荒れ気味。普段荒れない俺が乾いているのだから相当だろう。オバちゃんもそう言えばフィレンツェは乾燥しているって言っていた。この美術館はとても多くの有名な絵が置かれている。変なオバちゃんガイドに連れられ、こんな日本人もイタリアに住んでいるんだなと思いながら説明を聞いて回った。とにかくイタリアの美術館てのはとにかく広い。絵だってスケールでかいし、日本と比べるとやっぱり違うのは俺にだって分る。ただそれだけに、見ているほうはすごく疲れる。いつも全部見終わった後にその疲労はやってくる。
シニョーリア広場前のダビデ像の前で記念写真を撮り、サン・ジョバンニ法礼堂の「天国の門」を見た後、ドォオモの中へ。フィレンツェのドォオモも半端じゃなくすごい。

近くのbarで昼食をとってからミケランジェロ広場へ行く。広場までは結構歩くがその分この丘から眺めるフィレンツェの町並みは素晴らしい。今日は少し霧がかかって残念だった。近くにL.2500でプリクラがあったのでついつい男5人で撮ってしまった。上まで上るとそこにはサン・ミニアート・アル・モンテ教会があり、ここはひっそりとした教会。中は真っ暗と言って良いほど暗く、床は一面大理石でできている。

その後、ミケランジェロ広場で休憩を取るが20,30分たってもはしもっちゃん達が来ない。俺は小駒と先にゆっくり下へ降りるが、なかなかタカキや武内の姿が見られない。どうしたのかな?下の噴水で待っていると、上の方で手を振る3人がいた。「いたっ!」しかし、俺達が降りてくる道と反対方向へ下っているではないか。あの手を振っていたのはもしや「バイバイ?!」。だとしたらここで待っていても意味がない。そう思って小駒と先へ行く事にした。駅の奥に存在する要塞が気になっていた。行ってみると何か訳の分らないショーをやっている。しかし要塞跡だけに中で何の催しをしているのか全く分らない。でも入ってみないと始まらないそんな気になっていた俺達はL..12000も払って中に入ってみた。「なっ何だ????」わかんねー!入るなりスペースシャトルの乗り物???地下にはバイク???建物の中にはキャンピングカーの展示????ついでに外にはレーシングのコース???要塞なんてただの跡地じゃねーか!!?結局ただのモーターショウにもなるかならないか分らないような中途半端な催しだった。これでホテルに帰るのは悔しかったのでドォオモの頂上まで上る事にした。

L10000で階段が上れる。螺旋階段が永遠と続く…。15分から20分ほどかかっただろうか?最後の急な階段を上ってとうとう頂上へ到達!なんだ!この目に付き刺さるような眩しいフィレンツェの景色は!!感動の表現のしようがない。こればっかりは上った人間にしか味わえないドォオモからのプレゼントだ。天辺を一周すればフィレンツェの赤い瓦の景色一体をを我が物の様にする事ができる。素晴らしいに尽きる。本当に上って良かった。

下に降りて、記念に自画像を書いてもらおうと思い値段を聞くとL.1000だという。何だかおかしいと思いながら20分ほど書いてもらったら案の定L.100000も要求してきた。小駒と交渉して安くしたがそれでも日本円にして7000円ほど。良いか悪いかは自分の感覚の問題かな?イタリアってことで許そうという気持ちも出てきた。というより仕方ないかなと…。こうしてフィレンツェの2日目は過ぎていった。