QR

原付で沖縄への貧乏旅!日記4日目

今日は4日目。朝起きると寝袋のかかっていなかった左足だけが何かに襲われたかのように蚊に刺され酷い状態になっていた。しかし痒さに気を取られていては旅なんて出来ない。そこは我慢して出発の支度を始めた。
今日は朝から天気がよい。天気が良過ぎると言うのも問題で、肌を刺すような日射を午前中からシャワーの様に浴びて午後にはすっかりばててしまった。水分補給もする暇もなく走り続けた。中国地方はどうやら梅雨明けしている様だ。恐ろしい事に睡眠不足のせいか走りながらホントの数秒眠っていまい危ない目に会うところであった。

三原市の市役所兼文化センターで休憩。2人ともやはり昨日は寝不足だった様だ。その上この暑さと来たもんだ。上瞼が2人とも重い。クーラーが微かに効いたロビーで約一時間ほど仮眠し、体を休めることにした。

今日は東広島で一泊しようと決め、駅に向かってバイクを走らせる。駅で辺りの地図を頭に入れていつも道理、交番へ行ってみる。すると親切なそこの御巡りさんは態々電話をして銭湯を探してくれた。どうやらここには銭湯はなく、サウナならあるという事。その御巡りさんも大学時代原付で東京から北海道まで行ってみたらしい。原付はエンジンが途中で駄目になったと言う話を聞き、ちょっとジョルノが不安になる。

親切にしてもらった交番を出てバイクで15分程で例のサウナに着くが・・・。た・か・い・。一日の予算オーバーである。金のある紀に悪いと思いながらも、広島まで走りたいと紀に告げて広島へ向かう。紀とは長年の付き合いだがその時は何も言わず、広島へ向かってくれた。心の中で「スマン」と思い、バイクを広島へ走らせた。

広島に着いたは良いが、東広島を出たのが17:00。広島に着いたのがもう19:00だった。都心に近づくと何かと大変だと思い、国道2号沿いの市街ら辺の交番で銭湯と辺りの地図を見る事に決めたが、先ほどの東広島の警官とは全く態度が違う。「この近くに銭湯ありますか?」・・・・「ない!」・・・・沈黙。「じゃーどの辺にけば・・・。???」・・・「そこの道行って吉野家を左。ずっと行ったところのポプラを左。」・・・・「はー」何だろう?良く分からなかったが雰囲気で返事をしてしまった。

交番を出たあと、2人で「ポプラって?」首をかしげる。注意しながらポプラ並木でもあるのだろうと原付を走らせるとそこにはポプラと言うコンビニがあるではないか。とりあえずは銭湯で一日の疲れと汗を洗い流し、さっぱりした後に洗濯物を近くのコインランドリーに持っていって綺麗にした。経済的に洗濯も洗剤も当然一緒。

セブンイレブンを探したいと思い、銭湯から一緒に上がったおっちゃんに聞くと、おじちゃん曰く、ポプラの本社は広島にあって、この近辺では非常に勢力があるのだそうだ。「まぁ兄ちゃん等はセブンイレブンの方がなれとるんじゃろう?」と言い、銭湯に入っていく若い女の子のケツを眺め追いながら話してくれた。それならばと例のポプラでカレーライスと麦茶を買って、一日の喜びを物にする。

問題はこれからだった。そう、一日の終わりを決める寝床の確保であった。この辺りは田舎のヤンキーどもがうるさくどうやら休めそうにも無い。仕方なく広島の市内に入る事にしたが、これが失敗。思った以上に広島は大都市になっていた。まだ小学校の頃に来た事があったが流石に8年以上の月日が流れている。とても原爆の被害を受けた様子は見うけられない。しかも一方通行ばかりの通りが続く。行きたい方面に行きたくてもグルグル回ってしまう。地元の人には良いがここの交通には2人まいった。

寝床もますます人通りが激しく寝るどころではない。2〜3時間位グルグル回りつづけ、仕方なく美術館のある山へバイクを走らせ、公園らしきところで寝ることにした。周りは静かだが森の中の木に囲まれると異様に落ち着かない。どうやらここはカーセックスのメッカらしい。何台もの車が上へ上へ上がっていく。違う意味で寝れなかった。結局この日は寝つくのは12時をとうに回っていたので睡眠時間は殆ど無かったと言える。

5:40 姫路:4423.8(km)
      おにぎり 105(円)
7:00 赤穂:4455.8

8:00 備前:4488.7
      オムレツ 210
12:00 福山:
     お好み焼き・レモネード 504
13:00 福山今津町: アクエリアス 180
14:30 三原市
17:00 東広島
19:00 広島:4705.7
       カレーライス・お茶 430
    銭湯 300
    ガソリン 271
    ガソリン 296
合計 2296