『STARWARSエピソードⅢ シスの復讐』

ようやく、時間が出来てエピソードⅢを観る事が出来た。
何はともあれ感動。久々に映画館での上映でいいものを観たと言う感触。
アニメで出てきたグリーバス将軍やデゥークー伯爵との戦いも見ものだが、なんと言っても
アナキン・スカイウォーカーからダース・ベイダーへとダークサイドヘ堕ち行くさまに見入る。
なぜ、ダークサイドヘ堕ちていかなければならなかったか。
愛するパドメを救うために。
師、そして友であるオビ＝ワンとの最後の戦いが見ものである。
パドメの行く末を案じている結果が自分の行動によるものであることも、アナキンは分からない。
オビ＝ワンもさぞかし辛かったであろう、自分の弟子に対しライトセーバーを抜く。
「選ばれしものだったったのに！」「何故！」
印象的なセリフだ。

ルーカスはこのあたりを上手に表現している。
ただ、気になるのは後半の展開が非常に速く感じた。

ユアンマクレガーはⅠ,Ⅱ,Ⅲ通して大役適任だった。かっこいい。
オビ＝ワンとアナキンのライトセーバーの剣技、宇宙戦争のアクションシーンともに見ごたえがあるものだった。
前6部作を通してアナキンのストーリーが描かれたものだったことになる。

徐々にエピソードⅢに繋がる映像も含められているところもにくい。
・最初の方，宇宙から帰還したアナキン達を出迎えるコルサントの空港にファルコン号が。
・ダースベイダーに堕ちた後にダース・シディアスとともに建築中のシスの要塞を見る姿の横にターキン総監が立っている。
・ウーキーの中にターフルとⅣ以降で活躍するチューバッカも登場。

そこにはいくつかルーカスの技巧が隠されている
・息子が父親に右腕を切られる
　デゥークー→アナキン→ルーク
　ってことはアナキンはデゥークー伯爵
・エンディングの対比
　エピソードⅠ⇔エピソードⅣ
　エピソードⅡ⇔エピソードⅤ
　エピソードⅢ⇔エピソードⅥ

その他気がついた点
・クローントルーパーのコマンダー・コーディ役はⅡで死んだジャンゴ・フェットを演じていたテムエラ・モリソンの2役。
・パドメの葬儀時は2人の子を産んだことをばらさないためおなかを大きく見せた形で葬儀を行っている。