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春夏冬、二升五合

今日もおでん屋に。。最近酒がないとやってられなくなったのか。
別に酒豪でもなく、アル中でもない。
ただ、ほっとする場所が欲しいのかもしれない。
タバコのように。ふと一息つく場として、仕事帰りの一杯が習慣だ。
別にいつも長居するわけではないので、食べて飲んでも一人1000〜2000円。


今日は隣に座っていた仕事帰りのおっちゃんに声をかけられた。
屋台の中に置かれている「二升五合」と書いた湯のみを指して、
「兄ちゃんあれなんか分かるか?」
 「にしょうごごう?」
「あれは升(ます)が二つで"ますます(益々)"」
「五合は一升の半分だから"はんじょう(繁盛)"」
「"二升五合(ますますはんじょう)"ちゅう意味だ!」
うんちくを語られるが、嫌な気はしない結構雑学は好きだ。
 「へー」
「春夏冬ってのもあってな、なんか抜けてんだろ?」
 「秋っすか?」
「そうだ。秋が無い=商い。ちゅううんで、"春夏冬、二升五合=商い、益々繁盛"ってわけだ」
くやしいが、「へー」、今日はまた一つおでん屋で賢くなった。
1000円で出汁割り&おでんと、雑学は安いもんだ。
ちょっと得した気分でほろ酔い。今日もよく眠れるな。