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大学卒業旅行(イタリア・フランス)3日目

朝起きてタバコを吸うのが習慣になってきてしまった。
枕チップを置いてミラノのこのリパモンテ・ホテルを後にする。7:40のホテルからのバスに乗ること約2時間サンマルコ広場近くのスキアヴォーニ河岸まで行く。水上バスからの眺めは実に“水の都”と詠われるにふさわしい景色であった。河岸のすぐ近くまで建物が連なって見える。唯一世界で車の走らない都市だ。

ゴンドラは何故か日本円で3500円。狭い水路の町並みをゆっくりと進む。水自体は下水も流しているらしく決して綺麗ではない。ただ、ゴンドラからの町の様子はやはり水の都を感じさせる。水が騒音を吸収しているのが原因なのか、町の物音は少なく遠くの方で微かに歌が聞える。約50分程度ゴンドラに揺られだんだん眠くなる。そろそろお腹も空いたところで、おばちゃんが良い店を紹介してくれると言うのでL.50000のランチコースを頼む。

前菜にイカ墨スパゲッティ&あさりスパ、そしてサラダ、メインのエビとイカのフライ。最後にデザートのプリンとクッキーが出た。イタリア人は昼からこんなにボリュウムのある物を食っているのか毎日!!驚く。出もここの料理はとても美味しかった。イカの歯応えは初めての感触があって上手かった。ビールとサービス料(チップ)を払ってトータルL.56000昼食としてはかなり高い。量を考えれば当たり前だけどね…。

レストランを出てその足でサンマルコ広場へ。この広場もミラノのドォオモのように鳩が多く、多くの観光客が来ている。不思議なことに人が多い所には鳩が集まるのだか、鳩が多いと人間が集まるのか分らなくなる。96mの大鐘楼が立ち、かつて燈台の役目を担っていたらしい。

サンマルコ寺院の天井は全てモザイクが画かれ非常に綺麗だ。惜しくも時間がなくベニスの町を探索する事は出来なかったが、その分今度もう一度来たいと思った。

帰りも水上バスに乗って行きのバスの乗り継ぎフィレンツェへ。

フィレンツェのホテルに着いた時は既に辺りは真っ暗。っそれに付けてすんごく寒い。

しかし、ここでまたハプニング。何とホテルのコンピューターの手違いで10人余り部屋がないとの事。その10人は俺達8人ともう1組の2人組みが狙われた。どこまでがホントだか分らないがとりあえずおばちゃんが言うことを信じる事にした。もしこれが本当だとすれば日本では絶対に考えられない事…。恐るべしイタリア魂!ちょうど予定のホテルの裏側にあたる3つ星!?!?のホテルへと通された。イタリア人の学生は多い…うるさい…部屋は消毒くさい…トイレのドアは閉まらない・本当にこれで3星なのかよ!俺ら8人はふて腐れて、汚く狭い部屋で床につく事にするがその前に腹が減った。駅の真前と言う事もあるのかバールが近くにあったのでカルツォーネを頼む。ついでにガスなしのアクアボトルも1つ。カルツォーネは安い割りに結構いける。俺はこの味は好きだ。そんな感じで今日1日は終わろうとしていた…。

ヴェネツィア

【さ】

・サン・マルコ寺院

829年アレキサンドリアから持ち帰られた聖マルコの聖遺骸を祭るために建立された。金色のモザイク、モスク風の5つのドームが東方の香りを漂わせる。現在の建物は11世紀に再建。内部は床も壁もまばゆいモザイクで埋め尽くされている。内陣にある宝石を散りばめた黄金の祭壇衝立画、パラ・ドーロは共和国の富を象徴する至宝だ。


・サン・マルコ広場

共和国時代は祭礼や公式行事の場であった、ヴェネツ2アの表玄関。大運河側から行くと、コンスタンチノプールから運ばれた2本の円柱が迎える。運河を背に右は聖マルコ像、左は聖テオドール像。さらに進むと右にはドォカーレ宮とサン%マルコ寺院。左手の三方を囲むアーケードは、北面の旧行政館、南方の新行政館、それとその両翼を結ぶナポレオン翼。寺院前にはかつて監視塔と燈台の役目を担った高さ9mの大鐘楼が立つ。

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