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きっかけ

今年頭の布袋さんのライブ一期一会の第一弾に行ってからというもの、久しく止まっていた布袋サウンドが体の中をまたぐるぐるとめぐり始めた。
連日の布袋さんライブ第二段、そしてヒムロックのドームでのALLBOOWYナンバーと、懐かしの青春時代の思い出と何処か体の中にひっそりと留まっていた何かが呼び出され目を覚ました。

もう15年前後も前の話。

中学、高校と毎日のように聴いていた布袋さんのギターサウンド。
あるときラジオで新曲が流れた。ギターのサウンドの癖からあれ?この音は布袋さん?と思うと、DJから布袋さんのニューシングルの紹介があって、当たった!と思ったこともあったくらい。
それくらいギターの音色は弾き語りの癖があり同じ曲を弾いていても同じには弾けない。

中学時代にギター、ベースとのめり込み
成果、アウトプットとしては文化祭の発表くらいが俺の中の晴れ舞台。
そして挫折。
憧れのミュージシャンがすごすぎた。

高校に入って軽音に誘われるが彼らのスキルについていけないと自分でその道を断ち、ハンドボールという劇的運動部に入ってしまった。
後悔が無かったかと言うと嘘になる。

実はあの頃からバンドが組みたくて仕方なかった。
ただ、周りに気の合うバンド仲間がいなかった。
中学の頃のように何も気にせずコピーをやって楽しめればよかった。

そんな気持ちでそのまま大学、社会人となってしまった。
その頃に閉まった気持ちはそのままで。

気がついたら最愛の妻と娘2人、幸せな家族まで築き、もうこのまま何も欲しいものなんてないと物欲もなくイクメンに徹していた今日この頃。

そう、布袋さんのサウンドのおかげでまたギターをやってみたいと素直に思えるようになった。
あの頃の変なプライドや挫折感なんてどうでもいい、30代のおっさんがはじめるギターだって良いじゃない!?
素直にやりたいことにやってみればいい。そんな風に自分に思えたときなんだか急に楽になった。
そりゃ、また挫折するかもしれないよ?でもやりたいと思っていることに制限かけているのってやっぱりつらい。

当時、それはそれは音楽で飯食って行きたいなんて、一つも音楽やってもいないのに夢ばかり思ってたけどさ、こうやってある意味好きな仕事に就けて家族まで持った今、あの頃とは違う観点でやりたいことに集中できる環境なんだと思う。

と、自分に言い聞かせて。次女がもう少し手が離れたらギター教室に通ってみたいな。
欲しいギターも見つけた。そうあの頃のサウンドをもう一度コピーしてみたい。
音楽で食っていく夢はもろくも簡単に打ち砕かれたけど、趣味として下手なりに楽しめれば、以降の人生もっと楽しいだろうな。
同世代の友人達はテニスやゴルフといったところだが、こういう方面に手を出すのもいいよね。
世の中に同じように思っている同世代の人たちだって少なく無いと思うんだよね。

まずは、気持ちのきっかけは出来たのであとは始めるタイミング!!

FERNANDES RHTJ-50 (WH)

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