QR

祇園祭『宵宵山』

祇園祭は初めて。
京都の夏は暑いと聞くが祭りの活気も助けてか、非常に暑い。
でもこれまた、夏祭りの醍醐味だ。
団扇で扇ぎながら街中をぶらぶら。
そもそも祇園祭とは何ぞやというとこからだが、京都の方はもちろんご存知だが、自分のような関東人には身近にこのような壮大な祭りは無く、せいぜい隅田川の花火のときの人出くらいなものだ。
祇園祭そのものを知らないで祭りを楽しんでも、祭りそのものに失礼だし鉾をみても何が何やら分からんで終わってしまう。そこで調べてみた。

祇園祭
祇園祭は、梅雨の明けた初夏・7月に京都の市街地、京都の東に位置する八坂神社の祭事。
牛頭天皇をまつる祭り
約一ヶ月に渡り行われその間に様々な行事や神事が行われる。

平安時代初期、人口の密集する大都市は衛生管理が不完全のため疫病が流行した。
これは、菅原道真などといった政争で破れ、恨みを現世に残して死んでいった人々の怨霊の祟りであるといわれ、怨霊を慰撫することを目的に市中を練り歩く御霊会が行われたのがはじまり。
「慰撫」が目的のため、早い時期から行われたため初夏に行われる理由である。

その中でもクライマックスが7月17日に行われる山鉾巡行
「山」や「鉾」と呼ばれる山車がゆっくりと優雅に市街地を練り歩く。
観光客は、毎年数十万人と言われ大行事である。
13日〜16日の前夜祭「宵山」の期間は各山や鉾に灯りがともり、山鉾の上ではお囃子が演奏されて祭りの雰囲気を駆り立てる
現在、祇園祭には32基の山鉾があり、四条通りを中心にそれぞれの鉾山町が舞台となり、それらは独自の文化を持ち、1100年もの間続けられてきた歴史がある。

屋台ではヨーヨー、金魚つり、カキ氷、お好み焼きや焼きそば、たこ焼きなどひしめき合うように並んでいる。
イカせんに玉子を乗せたイカ焼きやベーコンエッグが中に入った鯛焼きなど関東に無い屋台が珍しくつい買ってしまった。ベビーカステラは長蛇の列。
ビール片手に団扇を扇いでにぎわう街を歩き山や鉾を眺めて歩いた。
祭りって本当にいいな〜。
何が良いかって、この街中の雰囲気全てが演出であり、そこに溶け込めるからだ。
外人さんも多かったが、この日本独特の祭りという風情あるものって理解してもらえてるのかな。。。
今回はとても良い経験が出来た。